NEO信州人

File No.14

バックパッカーの宿
飯室織絵(イイムロオリエ)さん
【プロフィール】
飯室さんは兵庫県出身。大学を卒業後、カナダやオーストラリアで働きました。旅行で回った先は、およそ20カ国。
【現在】
 長野市の善光寺門前に、1泊2,600円で泊まれる宿「1166バックパッカーズ」がオープンしました。始めたのは飯室織絵(イイムロ オリエ)さん、長野の魅力を発信したいと意気込んでいます。1166はイ・イ・ム・ロの語呂合わせです。
 兵庫県出身の飯室さんは、大学を卒業後、カナダやオーストラリアで働きました。旅行で回った先は、およそ20カ国です。「旅行先で出会う人たちって、職業聞いてみたときに、そんな職業あるんだとか、とかっていうことがけっこうある。国が違えば文化も違うし、今まで自分の中になかったものを吸収できる。」と言う飯室さん。そして、「旅の情報とか、旅の面白さを発信する場所を作りたかった。」という夢を実現し、バックパッカーの宿をオープンしました。
 飯室さんは「日本の若い人は余り旅に出ない。お金かかる。高いから。だからもっと安く楽しい旅が出来るように」と、1166バックパッカーズでは食事を提供しないかわりに、食材を持ち込めばキッチンで自炊ができるようにしています。そんな気遣いを感じて、「ホテルも電車も、安い行き方、安い食べ物にします。」という外国人バックパッカーがここを訪れます。
 1166バックパッカーズは、元々築30年以上の民家でした。近所の人にも協力してもらって、飯室さんが手作りで改築しました。飯室さんが特にこだわったのは、テーブルです。もらってきた家具が多い中で、テーブルだけは注文して作ってもらいました。「余り細かい机がいっぱいだと、皆でご飯食べたりできない。だからこの大きい机を置きたくて作ってもらった。」このテーブルを囲んで初対面のバックパッカー同士の会話に花が咲きます。
 壁に貼った地図には、訪れた人がどこから来たか分かるように、シールを貼っています。オープンから3ヵ月で、(アメリカやヨーロッパを中心に)青い部分が増えてきました。
「自分が旅行をしている気分を毎日味わえるような感じなので、充実したというか、面白い日々ですね。」と飯室さん。
 1泊2,600円の値段以上の出会いが、この宿の魅力です。

(abnステーション 2011/1/20放送)